冬眠から目覚めた生き物
[2010-02-20 20:54:00]
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2月に入ってからも寒い日が続き、関東で雪の降る日も多かった。そんな中で、先日、風呂場にマエアカスカシノメイガがやってきたのを発見した。マエアカスカシノメイガは成虫で越冬するとされ、本格的な春が来る前にも、しばしば活動することがあるそうだ。
マエアカスカシノメイガは、どこか春の妖精を思わせる容姿である。漢字では「前赤透野螟蛾」と書くが、翅の前が赤く、翅が透けているメイガの仲間ということで、容姿を忠実に表現している和名の代表といえよう。生物のネーミングは、こうして、名前を聞いただけで姿を想像できるものがベストだと私は考えている。
気象庁予報によると、来週は暖かな空気が入りやすい状態が続き、全国的に気温が高くなるという。注意していると、成虫で冬を越しているチョウ・ガ(キタテハなど)が飛ぶ姿が見られるかもしれない。西日本の沿岸部では、モンシロチョウが羽化し始める可能性もある。
さきほど風呂場を見てみたら、マエアカスカシノメイガはどこかへ行ってしまったようだ。本格的な春でないことを悟り、再び眠りについてしまったのかもしれない。来月6日は啓蟄……いよいよ虫が目覚めるシーズンだ。昆虫少年・昆虫少女にとって楽しい季節もまもなくであろう。
(金子 大輔)






