クリの木に黒い物体!?【写真あり】
[2010-01-15 22:01:32]
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15日朝は、強い寒気と『放射冷却現象』が強まった影響で、各地で厳しく冷え込み、都心の最低気温も-0.3℃……2年ぶりの冬日(最低気温が0℃未満)となった。手袋、カイロを使っても、足元から寒さが伝わってくるほどだ。
そんな中、都市部の公園にある雑木林を通ったところ、クリの幹に、黒い物体が張り付いているのを発見した。近づいてみると、ゴマほどの大きさの粒がびっしりと広がっていることがわかった。これは、『クリオオアブラムシ』というアブラムシの越冬卵塊だ。
クリオオアブラムシは体長5ミリほどの大型のアブラムシで、アブラムシとしては珍しく枝から樹液を吸う。生態的には、セミに近いと言えるかもしれない。10月頃に交尾・産卵をし、12月にかけて、日当たりがよく雨のかかりにくい幹に産卵するのだ。事実、今回発見した場所も、ほっとするような陽だまりだった。
ネコがよく休んでいる場所は暖かい、といわれるが、クリオオアブラムシの卵がある場所も、ポカポカとしたポイントであると言えるだろう。生き物の行動は、微気象を忠実に表現している。
この卵塊は、春になると一斉に孵化する。発見したのはクリの大樹……この程度のアブラムシが樹液を吸ったところで、被害はほとんどあるまい。
(金子 大輔)






