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冬のはじまりは意外に寒かった!?


[2010-01-09 03:28:49]

「今回の冬は暖冬となる可能性が高い」……2009年秋、気象庁はこのような予想をした。だが、1月初めまでを振り返ってみると、意外に寒かったと言えるだろう。昨年12月には強い寒気が来襲し、世界的に豪雪がニュースになったのは記憶に新しい。新潟市では、積雪45センチを観測。雪の印象が強い新潟県だが、新潟市という地点は近年案外雪が積もりにくく、12月としては25年ぶりの大雪だった。


これは、冬型の気圧配置が続き、日本列島に寒気が南下しやすい状態が続いたためである。冬型の気圧配置になると、日本海側では雪、太平洋側で晴天というおなじみの天気となるが、寒気が強いと名古屋や鹿児島など太平洋側の都市でも積雪に至ることがある。

なお、気象庁発表の季節予報によると、これから3月までは西日本を中心に平年より暖かくなる可能性が高いという。ただ、1月前半は反対に、西日本を中心に平年より寒くなる可能性が高いと予想されている。北極の寒気は「放出」と「蓄積」を周期的に繰り返す。大雑把なイメージでは、冬の前半は「寒気放出」の時期、後半が「寒気蓄積」の時期に当たると考えることができる。


そして、3月にかけては太平洋側で降水量が平年より多く、日本海側で少ない傾向となる見込みだ。これは、冬型の気圧配置が減少し、南岸を低気圧が通過する日が多くなってくることを示唆している。南岸低気圧は、東京など太平洋側の都市にも雨や雪をもたらすのだ。「寒気蓄積」の時期になって寒気の南下が抑えられると、暖気が北上しやすくなる。これら寒気と暖気がぶつかり合って、低気圧が発生しやすくなるのである。

冬はまだ始まったばかり。東京の初雪もまだである。今後どんな冬になっていくのか、目が離せそうにない。
(金子 大輔)

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