ウグイスの笹鳴き
[2009-12-13 01:56:19]
藪の近くを歩いていると、「チャッ、チャッ……」という舌打ちのような鳴き声が聞こえた。声の正体はウグイス。ウグイスといえば「ホーホケキョ」と鳴く印象が強いが、冬には『笹鳴き』という鳴き方をし、これが「チャッ、チャッ……」と聞こえるのである。そして春になり、繁殖期を迎えると「ホーホケキョ」とさえずるようになるのだ。
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ところで、ウグイスは意外なことに『鶯色』をしていない。むしろ褐色に近い。「黄緑色の鳥が木に止まっていた」という場合、ウグイスではなくメジロであろう。ウグイスはスズメくらいの大きさで、少しポッチャリとした容姿である。藪に潜んでいることが多いので声は聞けども、姿を見るのはかなり難しい。
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都市部では、防犯上の都合などで藪を刈ってしまうことが多いようだ。だが、ウグイスをはじめ、多くの野鳥や昆虫にとって、藪は貴重なすみかである。立ち入ることを躊躇してしまうような暗い藪も、せめて所々には残してほしいと思う。
現在は笹鳴きをしているウグイス。やがて春を迎えて、さえずりをするようになる日が待ち遠しい。
(金子 大輔)






