寒空の霜月
[2009-11-02 11:27:54]
1日、日本列島を寒冷前線が通過。その後、冬型の気圧配置となって、この時期としては強い寒気が流れ込んできた。日本海側を中心に雨、北日本や西・東日本の高い山では雪となっている。北海道の旭川市では、最大11センチの積雪を観測した。今後、東北地方や長野県などでも雪が降る予報となっており、最新の情報に注意が必要だ。
日本海側に広がる雨雲・雪雲の中でも、山陰地方のものは一部でかなり発達している。この発達した雲はJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)と呼ばれる。JPCZは落雷・竜巻・ヒョウなどの激しい現象を起こしやすいほか、厳冬期には集中豪雪の原因となることもある。
日本列島に押し寄せる北風は、朝鮮半島の北の山岳地帯で分断。その分かれた風が、再びぶつかり合うことでJPCZが現れるのである(図のA)。JPCZは東西に動き、また南北に立ってきたり東西に寝てきたりする。このようなJPCZの動きで、雨や雪の降り方が変わってくるのだ。天気でさえも他の国の影響を受ける……『地球はひとつ』ということを、改めて実感させられる現象と言えるだろう。
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なお、1日に25.9℃の夏日となった東京も、2日はほとんど気温が上がらず、午前10時の気温が15℃。冬の訪れを感じさせられる気温だ。冬型の気圧配置のときには、通常東京は晴れることが多いが、今回は南海上で風がぶつかり合っているため、雲が広がりやすい状態が続いている(図のB)。4日頃にかけても気温が低い予想となっており、風邪などを引かないよう、体調管理に注意したい。
(金子 大輔)






