台風18号、本州を北上中
[2009-10-08 11:16:20]
台風18号は、8日午前9時現在、群馬県を北東に進んでいる。中心気圧975ヘクトパスカル、最大風速30メートル。東日本を中心とした広い範囲が暴風域に巻き込まれており、沿岸・海上では25メートル以上の暴風が観測されている。
また、明け方から朝にかけて、関東地方の広い範囲で1時間に20~50ミリの激しい雨が降った。東京都心でも、午前4時までの1時間に49ミリを観測している。今回の台風は、勢力こそ強かったものの、「超大型」ではない。台風がまだ遠い段階で、このような降り方をするのは珍しい。
気象庁のアメダスで調べてみると、激しい雨が降る前は北寄りの風であった。だが、その後まもなく、強い南寄りの風に変わり気温が上昇している。これは、台風が率いる暖かな南風が前線を押し上げたためだろう。この前線が通過する際に、激しい雨が降ったのだ。天気予報でもしばしば呼びかけられるとおり、「前線+台風」というのは恐ろしいのである。
台風18号は、すでに衰弱期に入っていることは間違いない。だが、衰弱期の台風には最盛期のものとは別の恐ろしさがある。最大風速そのものは小さくなるが、暴風域は広がることが多いのだ。現に、昨日は「大きさに関して」の形容詞はなかったが、今朝「大型の台風」に昇格させられた。
また、陸地の凸凹した地形を通過すると、台風は変形・分裂することが多い。海上の台風では「中心に近いほど風雨が激しい」と考えて差し支えないが、陸上を通過――変形を起こした台風は、風雨のピークを読むのが大変難しいのである。台風が遠く離れていても、風雨が強まってきたら、外出を控えるようにしたい。
台風は、今後東北地方に進む予想である。東北地方では、激しい雨や風に厳重な警戒が必要だ。
(金子 大輔)





