日本列島、秋の天気に
[2009-09-23 12:14:23]
「暑さ寒さも彼岸まで」と言われているとおり、秋分の日ともなると、晴れても一頃のような厳しい暑さを感じることはない。夏には、強烈な日差しが降り注ぐ日が続く。だが、秋になると天気は周期的に変化するようになってくる。
これは、日本の上空で『偏西風』と呼ばれる、強い西風が復活するためである。西風といえども、やはり自然の産物……状況によって曲がったり歪んだりする。偏西風が南に曲がった部分は『気圧の谷(トラフ)』と呼ばれ、反対に北に曲がった部分が『気圧の尾根(リッジ)』と呼ばれる。気圧の谷では天気がぐずつき、気圧の尾根では天気がよいことが多い。秋になると、偏西風の谷・尾根が交互に通過するため、天気が周期的に変わるようになるのだ。
また、偏西風の蛇行の大小によっても、天気傾向は異なる。Aのように大きくうねっているときには、快晴になったり荒天になったりとメリハリのある天気変化をするが、Bのように蛇行が小さいと、雲が増えたり減ったり……といった小さな変化となる。
23日、日本付近は気圧の谷に入っているため、すっきり晴れているところは少ない。気圧の谷は低気圧や前線を生み、かつ発達させることが多く、前線の影響を受けている東北地方などでは、雨の降っているところもある。秋の天気は、偏西風が牛耳っているといっても過言ではないのである。
(金子 大輔)






