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台風9号北上中


[2009-08-10 16:30:11]

台風9号が紀伊半島の南海上を北上中だ。熱帯低気圧から台風に昇格したばかりであるが、決して油断はできまい。すでに四国から関東までの広い範囲で大雨、局地的には1時間に100ミリを超えるようなとんでもない降り方となっている。東日本の人が「凄い雨だ」と感じるのが1時間に10ミリくらい、20ミリとなると寝ている人が驚いて起きると言われ、30ミリを越すと車のワイパーがまったく意味をなさない。1時間に100ミリという雨が、いかに大変ことか……。


また、今回の台風の特徴として、「台風から離れたところで豪雨が起こる」ことが挙げられる。これは、台風の周りを半時計周りに吹いている風のためだ。この風は、熱帯のスコールを作る風……非常に湿っている。この風が入った地域では、次々と雷雲が発生し、雷や突風を伴った激しい雨となりやすい。今朝は、関東地方の広い範囲に『竜巻注意情報』も発表された。

台風9号は、10日15時現在で中心気圧990ヘクトパスカル、最大風速は20メートル。1999年以前のランクでは、「弱い台風」ということになってしまう。だが、1999年8月14日、「弱い熱帯低気圧」による大災害が発生したことを受けて、台風に「弱い」「小型」という修飾語をつけることはご法度となった。たしかに、そのランクは風速のみしか考慮していないという大きな欠点があった。

台風9号も、台風としては風速が大きい方ではないが、中心が近づくと急激に風が強まるタイプであるため、警戒が必要だ。また、台風の近くでは、引き続き湿った空気が流れているので、現在、雨が小止みのところでも再び激しい雨になる可能性がある。台風が遠ざかるまでは、最新の気象情報に注意するようにしたい。
(金子 大輔)

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