梅雨明けの気配
[2009-07-13 17:28:51]
気象庁は、「7月12日頃、九州南部で梅雨が明けたと見られる」と発表した。平年より1日早く、昨年より6日遅い。また、まだ梅雨明けの発表されていない東日本や西日本でも、13日は広範囲で30℃を超える真夏日となった。東京都心で33.6℃、群馬県桐生市で35.7℃などを記録している。北海道付近の低気圧に向かって、南西の強い風が吹き込み、関東平野などでは、フェーン現象を起こしたことも気温上昇の原因と考えられる。
梅雨前線は、太平洋高気圧(夏の空気)の縁に発生し、太平洋高気圧が強まるとともに、ゆっくりと北上してゆく。完全に北上しきってしまい、もう影響がないだろうと判断された状態が梅雨明けだ。この先も、太平洋高気圧が少しずつ強まる予想となっているため、東日本・西日本の梅雨明けも、まもなくであろう。太平洋高気圧は、本来『砂漠気候』をもたらす気団なので、覆われれば晴天と厳しい暑さが続くこととなる。砂漠気候とはいえども、日本付近では海からの水蒸気をもらって湿潤になるため、蒸し暑く、また夕立が頻発するような夏となるのだ。
ただ、北陸地方や北日本では、梅雨前線の影響が残り、この先も大雨の可能性がある。末期の梅雨前線付近では、非常に湿った空気が流れ込んでおり、記録的な豪雨が起こりやすい。前線が不明瞭に見えても、活発な雷雲を伴っていることが少なくない。梅雨明けまでは最新の気象情報に注意するようにしたい。
(金子 大輔)






