2009年はどんな梅雨?
[2009-06-19 17:01:34]
2009年は、東北・北陸地方を除いて平年より遅い梅雨入りとなった。しかも、南の地方ほど、遅い傾向が強くなっている。沖縄で記録的な大雨が続いたが、その他の地域では梅雨らしい天気があまり長続きしない。四国の水がめ『早明浦ダム』の貯水率は、早くも40%以下に下がって、14日に第2次取水制限が始まった。
関東地方でも、例年の梅雨と違って、冷たい北東の風が吹いてシトシトと雨が降り続く日がほとんどない。降るときには雷を伴って、激しく降るタイプが多い。これは、梅雨に入ったとはいえ梅雨前線が北上せず、関東地方にあまり影響を与えていないためである。むしろ、北から寒気が南下することが多く、大気の状態が不安定になって、雷雲が発達するパターンが繰り返されていたのだ。
もちろん、ひとことに梅雨といっても、毎年それぞれ個性がある。「雨が激しく降ったと思ったら、次の日にはよく晴れる」というタイプを陽性梅雨、「シトシトといつまでも弱い雨が降り続く」タイプを陰性梅雨と呼ぶ。また、雨が少ない『空梅雨』や、雷雨の多発する『雷梅雨』などもある。
梅雨の性質は、しばしば豹変するのが厄介なところ。週間予報でも、来週は全国的に傘マークが並び、強く降ったり、大雨となったりする可能性も考えられる。さらに、台風3号の動きにも注意したい。台風が梅雨前線に近づくと、前線に湿った暖かな空気がドッと流れ込むため、広い範囲で雲が非常に発達する(この現象を「台風が前線を刺激する」と呼ぶ)。
一年で最も予報が難しい梅雨期……最新の情報に注意し、気象災害にも備えるようにしたい。
(金子 大輔)





