関東地方などで強い雷雨
[2009-05-08 11:42:40]
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7日深夜から8日朝にかけて、関東地方や東海地方などの所々で強い雷雨となった。東京でも23区・多摩南部に「大雨雷洪水注意報」が、多摩北部・多摩西部に「雷注意報」が発表され、各地で1時間に10~20ミリの強い雨が観測された。
ここ数日、東日本では曇りや雨のぐずついた天気が続いていた。前回の記事でお話したとおり、「高気圧の隙間」に入った上、台風からの湿った風が吹き込んだためである。これだけであれば、ときどきザッと降ることはあっても、激しい雷雨にはならなかった。
だが、「高気圧の隙間」には、もうひとつ重大な低気圧が隠れていたのだ。上空に強い寒気をもつ『寒冷渦』と呼ばれる低気圧である。台風が暖かく湿った空気の塊であるので、『寒冷渦』はいわば、台風と反対の性格を持つ低気圧と言ってよいだろう。今回の『寒冷渦』は、上空約5500メートルでマイナス20℃以下という、かなり強い寒気を伴っている。地上が20℃近くある状態で、上空がこんなに冷たいのであるから、大気の状態はかなり不安定になっているということができる。
上空の寒気が抜けるまでは、急な強い雨・雷・突風・ヒョウなどに注意が必要となる。気象庁の11時発表の予報によると、東京では夕方まで雷雨の可能性があるという。だが、この『寒冷渦』が抜けてしまえば、再び高気圧に覆われ、天気が回復して気温も上昇する予想だ。
(金子 大輔)






