プールでヤゴの救出活動
[2009-04-22 12:46:09]
気温20℃を超える暖かな日が続き、南関東でもトンボが見られるようになった。トンボは肉食性で、飛びながらハエ・カ・ガなどの小さな虫を捕らえて食べる。このため、トンボが登場したということは、昆虫類が豊富になった証拠ともいえよう。
そんな中、東京葛飾区の小学校プールで、児童がヤゴ採りに挑戦したというニュースが読売新聞で掲載されていた。トンボの種類によって産卵場所の好みが異なり、プールでよく見られるのは、アカトンボ類、ウスバキトンボ、コノシメトンボなどであろう。止水を好む種類のトンボにとっては、学校のプールは絶好の産卵場所となるのである。プール清掃を兼ねたヤゴの救出は都内の小学校で広がり、トンボになるまで飼育しているという。
ヤゴは、1年でトンボになる種類もいれば、数年かかるものもいる。1年でトンボになるものは、プールが開かれる前に飛んでいってしまうので問題がないが、何年もかかるものにとっては、ヤゴの救出活動はなくてはならないものだ。
なお、トンボ同様に、幼虫のヤゴも肉食性であることは、飼育の際に留意しておく必要がある。ギンヤンマのヤゴなど大型種から見れば、イトトンボ類のヤゴはエサのひとつとなってしまうので、大きさの異なるヤゴは一緒に飼わないようにしたい。可能ならば、一頭ずつ分けて飼うのが理想である。また、流水性、止水性、水草につかまっているもの、泥に潜るもの……種類によって環境の好みがあるので、もといた場所に近い環境を作ってやるとよいだろう。
(金子 大輔)






