春の昆虫たち
[2009-04-10 16:48:55]

4月に入って、全国的に「寒の戻り」が解消。関東地方でも、今週は20℃を超える日が多く、夏日となったところもあった。各地の桜も満開・ピークを過ぎ、今週末がお花見のラストチャンスとなりそうだ。
暖かくなると、活動を開始するのが動物たち。都市部でも昆虫を目にする機会がグッと増えてくる。都心近くで、まず一番に姿を見せるチョウが、モンシロチョウやキタテハだ。このうちキタテハというチョウは、成虫のまま冬を越すという珍しいスタイルをとっている。また、花壇を観察すれば、ハナアブの仲間やミツバチ、アシナガバチなどが頻繁にやってくるのを見ることができるであろう。

なお、春先に多い光景として、ハエがしばしば花にやってくることが挙げられる。ハエといえば、腐敗物や排泄物に集まるとして悪名高い。だが、動物がまだ少ない春先には、自然界には排泄物・腐敗物はあまり存在しない。そういった環境では、ハエはチョウやハチと同じように、花の蜜を食料とするようになるのだ。灰谷健次郎さんの『兎の眼』では、「ハエが悪食なのは、動物の責任である」という件があったが、まさにそのとおりかもしれない。
これからさらに季節が進めば、都心近くではアゲハ・クロアゲハといった派手なチョウも飛び始めるであろう。また、草むらや水辺に行けば、トンボやカマキリ・バッタに出会える日も近いはず。気持ちのいい陽気のもと、自然の中を散策するのもよいかもしれない。
(金子 大輔)






