春一番と初夏の陽気
[2009-02-15 23:52:34]
13日、気象庁は関東地方で春一番が吹いたと発表。都心の最大瞬間風速は20.0メートルに達した。日本海北部で低気圧が非常に発達し、これに向かって強い南風が吹き込んだためである。南風の影響で、夜になってからも気温が上がり続け、都心の最高気温17.6℃に達した。
翌日14日には、強い風は収まったものの、都心の最高気温がなんと23.9℃。南風が持ち込んだ暖かな空気が残っていたためで、少し動くと汗ばむ陽気であった。まさに、チョコレートがとろけるようなバレンタインデーだったといえよう。2月にここまで気温が上がると、服装に悩まされるところである。その他の東日本でも、静岡市で26.8℃、神奈川県小田原市で26.1℃、千葉県茂原市25.7℃など、軒並み夏日を記録している。2月としては、観測史上最高の気温となったところもあった。
なお、低気圧の南側では強い南風が吹き荒れるのに対して、北側では北風が吹いている。北風エリアに入った北日本では、北海道道東を中心に暴風雪になった。北海道では、「春一番型」の気圧配置のときは、湿った大雪に警戒が必要なのだ。だが、今回は上空の気温が非常に高かったために、後半は次第に雨に変わっていったところが多くなった。14日に開催されていた「IWAMIZAWAドカ雪まつり」では、雨のために雪像が泥だらけになってしまう事態も起こったという。
風は、低気圧に向かって吹き込み、高気圧から吹き出される。これからのシーズン、北日本で低気圧が発達するときには、東・西日本では強い南風に注意が必要だ。そして、その気圧配置が現れるごとに、春は近づいてくる。
(金子 大輔)






