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猛烈に発達した低気圧


[2008-04-02 00:13:12]

各地に雨や雪を降らせた低気圧は、4月1日には北海道の南東に達し、猛烈に発達した。この影響で道東は暴風雪、その他、東日本・北日本で強い風が吹き荒れ、交通機関が大きく乱れたりした。道東では最大瞬間風速が30メートルを超えたところや、湿った大雪に見舞われたところが多かった。台風並みの暴風と大粒の雪がセットになった光景……想像するだに恐ろしい。

この低気圧の1日9時現在の中心気圧は、なんと952ヘクトパスカル。950ヘクトパスカルといえば、台風の中でもかなり気圧が低い部類に入る。
「台風並みに発達した低気圧」という言い方をすることがあるが、猛烈に発達した温帯低気圧は台風よりも危険な点があることに注意したい。台風では、中心にかなり近づかなければ暴風雨に巻き込まれないが、温帯低気圧では強風域・暴風域が広く、広い範囲に渡って暴風雨・暴風雪になるのだ。つまり、天気図で低気圧がうんと離れているように見えても、決して油断はできない。

なお、日本の東海上を、「世界で一番恐ろしい海」と呼ぶことがあるそうだ。これは、今回のような爆発的に発達した低気圧がいることが多いからであろう。この付近に達した低気圧は動きが遅くなるので、比較的長期間、暴風・高波が続いてしまうケースも少なくない。

低気圧は、冷たい空気と暖かい空気がぶつかり合うエネルギーで成長する。春には、南から暖かな空気が押し寄せてくると同時に、冬の名残の強い寒気もやってくる。この二つが衝突すれば、低気圧の凄まじい発達を招くのだ。春に強い風が吹く日が多いのも、このためである。
(金子 大輔)

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