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啓蟄と春先の虫たち


[2008-03-05 22:48:47]

5日は、二十四節気のひとつ「啓蟄」である。啓蟄とは、冬篭りをしていた虫たちが春の到来を感じて地上へ這い出してくる頃だ。5日の日本付近は冬型の気圧配置となり、上空には強い寒気が流れ込んでいたが、一頃のような厳しい寒さは感じない。春は名のみ、ではなくなりつつあるのを肌で実感する。

さて、春の虫といって思い浮かぶのは、やはりチョウではないだろうか。ギフチョウは、「春の女神」として知られているし、関東地方でもツマキチョウという春限定のチョウが分布している。ツマキチョウの飛んでいるところはモンシロチョウと区別がつきにくいが、羽の模様が全く違う。春先、「見慣れない白いチョウ」を見つけたら、それがツマキチョウの可能性が高い。

また、春限定のガというのも存在する。代表的なものがオオシモフリスズメやイボタガなどだろう。いずれも準絶滅危惧に指定している県もあるほどで、出会うのは易しくはないかも知れない。同時に、いずれも国内では最大級のガ。姿を見たら一生忘れられないに違いない。
オオシモフリスズメは、幼虫時代には14センチの超巨大イモムシに成長する。そして「鳴く」ことが特徴的だ。スズメガの幼虫は、全般に巨大で観察しやすくおとなしいので、私としては飼育・観察の対象として子どもたちにも勧めたい。
イボタガは、独特の目玉模様を持つ、どこか金襴緞子を連想させるガである。イボタガ、オオシモフリスズメ……残念ながら、私は両方とも実物を見たことはまだない。

啓蟄が過ぎ、いよいよ本格化する春……。今シーズン始めて皆様の前に姿を見せるチョウ・ガはいったい何であろうか。
(金子 大輔)

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