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春を告げる雷


[2008-03-03 23:20:24]

ひな祭りの3日、各地でにわか雨や雷雨となり、驚かされた方も多いであろう。冬眠していた虫たちも驚いて一斉に目覚めると言われることから、春雷を「虫だしの雷」と呼ぶこともある。

3日の関東地方南部は、日中晴れて15℃近くまで気温が上がった所が多かった。私も、今年初めてのガガンボ(カに近い昆虫)が飛んでいるのを見た。だが、午後から黒い雲が広がり、あちらこちらで雷が鳴り響いたのだった。

天気予報では、雷雨が起こりやすい状況のことを「大気の状態が不安定になる」と報道する。これは一言で言うと、上空の気温と地上の気温のバランスが崩れた状態のことである。気温の鉛直バランスが崩れると、大気は激しく上下運動をするので、雲はモクモクと垂直に発達。雷や強い雨をもたらすようになるのだ。
今回も、地表が春の陽気になったところへ、上空5500メートル付近には真冬のような寒気が入ってきていた。「大気の状態がかなり不安定」になった様子が想像できよう。

3月上旬といえば、地上に春がやってきても、上空はまだまだ冬のままということが多い。急にポカポカと春めいたときには、午後からにわか雨・雷雨の可能性があるので空模様に注意してると安心である。やがて、地上から上空まで暖まれば、本格的な春の到来ということになり、桜の開花が秒読みとなってくるのだ
(金子 大輔)

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