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つらい花粉症のシーズン


[2008-03-02 15:44:43]

春を目の前にして、スギ花粉の飛散量が日に日に増えてきた。日本人の5人に1人が花粉症と言われる現代。非常につらい季節といえるであろう。花粉症になると、鼻水・鼻づまり・クシャミ・目のかゆみなどが長期に渡ってつづき、勉強や仕事に集中するどころではなくなってしまう。わさびのツーンとした感触がずっと継続する雰囲気を想像するとよい。仏教では、数ある「地獄」の中で一番シビアな地獄を「阿鼻地獄(無間地獄)」と言うが、阿鼻とは鼻を塞がれた状態のことであるらしい。鼻づまりの鬱陶しさを軽く見ることもできない。

スギ花粉は、前年の夏の気温が高ければ高いほど多く飛ぶ傾向がある。また日変化では、風が強い日、気温が高い日ほど飛ぶ量が多くなる。反対に、寒い日や雨・雪の日は、飛散量が少ない。春めいた日ほど、花粉症対策はしっかりした方がよいといえよう。

また、早めに薬を飲んで症状を軽減するのもよい。「花粉症かな」と不安になったら、耳鼻咽喉科等で血液検査をし、陽性なら薬を処方してもらうとよいだろう。加えて、規則正しい生活を心がけ、ストレスをうまくコントロールするよう努めることも大切だ。

なお、ユニークな説としてはカイチュウやサナダムシのような寄生虫が、花粉症をはじめとしたアレルギー症状を抑えてくれるという説がある。かつて、ほとんどの日本人が寄生虫を抱えていた時代には、アレルギーに悩む人は少なかった。だが、清潔志向が進み、寄生虫をほぼ絶滅に追い込んでしまった結果が、花粉症の一般化というわけである。「サナダムシを体内で飼えば花粉症が治る」……。毎年、つらい症状に悩まされる方にとっては、心が揺れ動く話かもしれない。
(金子 大輔)

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