神奈川県の局地的積雪
[2008-02-01 18:57:37]
1月31日夕方から夜にかけて、神奈川県西部では突然の雪に見舞われ、積雪となったところもあるとのことである。東部や千葉県でも降水があったが、こちらはまだ気温が高く、雨が中心であったようだ。これらは、関東南部に突如発生した帯状の雲がもたらしたものであった。
関東に雪を降らせるパターンとしては、南海上を低気圧が通過する「南岸低気圧型」がよく知られている。低気圧の発達具合や気温によって、降水量・降水相(雨か雪か)が大きく変わるため、予報士泣かせの気圧配置のひとつといえよう。過去の関東平野での大雪は、9割以上がこの南岸低気圧によってもたらされている。そして、もうひとつの関東平野に雪をもたらすパターンが、昨日のタイプだ。
日本付近が冬型の気圧配置になったとき、一般には北西の風が吹き荒れる。だが、局地的に西寄りの風と北寄りの風に分かれ、それがぶつかり合って、帯状に雲が発生することがある。そして、この雲がにわか雨やにわか雪を降らせるのである。雲が発生しやすいのが、箱根・御殿場付近や房総沖で、突然の局地的な雪にしばしば驚かされる。ただ、このタイプでは、長い時間激しく降ることはなく、南岸低気圧のような極端な大雪になることはまずない。
南岸低気圧による雪も、直前まで予想が難しいが、このような風のぶつかり合いによる雪は、局地性が強くより予報が難しい。
山沿いの道路を走るときなどには、頻繁に雨雲レーダーをチェックし、リアルタイムで状況をつかむようにするとよいだろう。レーダーは、気象庁や各気象会社のサイトなどで見ることが可能である。
(金子 大輔)





