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「竜巻注意報」の発表


[2008-01-18 23:46:03]

気象庁は、竜巻発生の危険を知らせる「竜巻注意報」を3月26日から出すと発表した。2006年に大きな被害をもたらした北海道佐呂間町竜巻災害などを受け、新型レーダーの設置が進められてきた結果という。
注意報は、竜巻が発生する時刻の約1時間前に発表され、付近の人に頑丈な建物の中へ避難することを呼びかけるもの。また、積乱雲が起こす激しい現象としては、もうひとつダウンバーストという突風がある。ダウンバースト発生の恐れがある場合にも、注意報は出されるという。

一般のレーダーは、雨雲の位置と強さを測定する。だが、新たに設置が進められてきたのは風向・風速も調べることができるドップラーレーダーというものだ。これによって積乱雲内部の空気の流れを捉えることが可能になる。積乱雲の中に、メソサイクロンと呼ばれる渦が生まれることが竜巻発生のシグナルとなるので、雲の中の気流をリアルタイムでつかめることの意義は大きい。

竜巻予報においては、これまでの観測実績がないため、的中率は1割程度にとどまる見込みだという。竜巻は非常に局地性が強いうえ、メソサイクロンが発生してもかならず竜巻になるとも限らないので、今後事例が増えても的中率は30%程度が限界と言われる。

竜巻は積乱雲の下で起こるため、空模様に注意するだけでも被害に遭う可能性を回避することができよう。注意報に加えて、激しく雷が鳴る、ひょうが降るなど竜巻の兆しが見られたら避難するといった自衛策も大切かもしれない。局地的であるが、壊滅的な竜巻被害――注意報の発表で少しでも減れば、と思う。
(金子 大輔)

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