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100年ぶりの「希望」


[2008-01-12 14:14:53]

11日、イラクの首都バグダッドで数時間に渡って雪が降ったと各誌が報じた。気温が氷点下まで下がったが、積もることはなかったという。政府気象局は、100年ぶりの雪だったとしている。

イラクといえば、砂漠と酷暑のイメージが強いが、まさにその通りなのである。ほぼ全域が砂漠気候に分類され、特に5月から10月頃は降水がほとんどない。夏になると、最高気温は50℃を超える日さえある一方で、最低気温は30℃以下にまで下がる。まさに、熱しやすく冷めやすい性質が強く現れる地域なのである。
そして、冬になると降水が少し増えるものの、それでも平均月降水量が50ミリは超えず、年間降水量もわずか140ミリ程度。日本の十分の一以下しかないのだ。こんな気候であるから、雨は「天からの恵み」そのものと感じてしまうかもしれない。

そんなイラクで雪が降ったというのだから、その感動は計り知れない。治安の悪さなどに悩む市民たちが、「希望のしるしだ」と喜ぶ姿が見られたという。現地にとっては、おそらく皆既日食と同じくらいにインパクトのある自然現象であっただろう。国民に広がった感動が、希望や平和に繋がっていくことを願ってやまない。
(金子 大輔)

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