初日の出は最新情報で!
2007年も残りわずかとなった。元旦は、どこかへ初日の出を拝みに行くことを計画している方もいるかもしれない。
31日から正月にかけては、強い冬型の気圧配置となる。このため、一番すっきりと初日の出が拝めそうなのは関東地方であろう。関東地方は、西側と北側を高い山で囲まれているので、日本海側の雪雲が流れ込むことがまずなく、冬型のときの晴天率がきわめて高いのだ。
関東地方の初日の出スポットといえば、関東最東端の犬吠埼(千葉県銚子市)がある。山頂や離島を除けば、日本で一番早く日の出を見ることができる場所だ。果てしなき海と荒波をバックに見るダイナミックな日の出は感動的で、毎年多くの観光客が訪れている。
ただ、今年は要注意だ。この犬吠埼の灯台前の公園で地割れが見つかり、一部で立ち入り禁止となっているそうだ。安全のためガードマンの配置も検討しているという。せっかくはるばる訪れても、ベストポジションで見られるかわからないことも考えておく必要がありそうだ。
また、山梨県警富士吉田署では、富士山で初日の出を迎える登山者の事故を防ごうと、5合目に署員を待機させ、登山者が軽装の場合は引き返させることにしたという。強制力は持たないが、「富士山を甘く見ている登山者には登らせない」と強く説得する構えだ。富士山における1月の平年の最低気温は-21.7℃、平均風速が15.4メートル。冬の高山は、厳しいなどという言葉では足らないほどの過酷な世界であることは肝に銘じておく必要があろう。
年に一度の初日の出。期待を膨らませて訪れた場所が悪天だったり、特別な事情で立ち入り禁止になっていたりするとがっかりしてしまう。思い通りにならないのも旅の醍醐味、と開き直るのもありかもしれないが、事故にあっては元も子もない。特に、今回は強烈な寒気の来襲が予想されているので、最新の気象情報はこまめにチェックするとよいだろう。
(金子 大輔)





