space
全国各地にいる気象予報士記者が最新のニュースを配信中!
space
速報!天気ニュース
TOP
|
気象・季節速報
|
防災・災害
|
社会・経済
|
エンタメ・スポーツ
|
生活・健康・レジャー
|
環境
|
世界
|
北日本
|
東日本
|
西日本
|
南西諸島
space
space

山雪型と里雪型


[2007-12-15 11:35:55]

日本付近は、西高東低の冬型の気圧配置となっている。このようなときは、日本海側で雪や雨が降り、太平洋側では晴れるというのが、おおまかな天気傾向である。だが、冬型にも大きく2つのタイプが存在する。山沿いで大雪になりやすい「山雪型」と、平野部で雪の量が多くなる「里雪型」だ。

山雪型では、強い風が吹くことが条件となる。吹き付ける北西風が山の斜面に勢いよくぶつかり、それが斜面に沿った上昇気流となって雲を成長させ、大雪となるのだ。
一方、里雪型は上空に強い寒気が入るときに現れやすい。このようなときには、大気の状態が不安定で沿岸部でも雪雲がモクモクと発達し、しばしば雷が鳴る。ちょうど夏の夕立と似たメカニズムで雪雲が発達し、平地にもどんどん雪を降らせる。

西高東低の中でも、西の高気圧と東の低気圧の気圧差が大きいほど強い風が吹く。強い北西風が吹くことが必要な山雪型では等圧線が縦じまに込み合い、新聞やテレビで報道される天気図も目が回りそうなものであることが多い。それに対して、里雪のときには、かならずしも等圧線は込み合っていない。等圧線の間隔が広いにも関わらずまとまった雪が予想されているときは、里雪に警戒が必要といえよう。
里雪型のときには、等圧線は、「くの字型」になると言われるが、正確な予想をする際には高層天気図が欠かせない。等圧線が「くの字」に曲がっている部分には、小さな低気圧が隠れていることがある。このような低気圧は、規模は小さくとも性質は激しいこともあり、しばしば落雷・突風・集中豪雪などの引き金となる。

15日も、比較的等圧線の間隔がゆるいにも関わらず、日本海側での雷を伴った強い雪が予想されている。里雪型、つまり平野部でも降水量が多くなる可能性を考えなければならないパターンといえよう。今回は、気温がそれほど低くはないようであるが(15日9時現在:富山市5.3℃、金沢市5.0℃、福井市5.9℃)、もし気温が下がれば都市部で大雪となり、より大きな影響が出る可能性があるのだ。
(金子 大輔)

サイトマップ ご利用規約 プライバシーポリシー
会社概要 お問い合わせ
Copyright(c) eTEN, INC. / SPACESHOWER NETWORKS, INC. All Rights Reserved