冬も雷に注意を!
[2007-11-15 23:58:34]
15日は、日本付近を寒冷前線が通過し、その後ろから強い寒気が流れ込み始めた。北海道では各地で雪となり、青森でも初雪を観測。また、新潟県では強い雷雨に見舞われて、一部に「大雨洪水警報」まで発表された。
ところで、雷と聞くと太平洋側の人は夏を連想しがちである。しかし、日本海側の地方、特に雪国と呼ばれる地域では、冬に雷が多い。冬に雷が多発する地域は、世界的にはかなり珍しい。
寒候期になると、大陸から冷たい北西の風が吹き付ける。この風が日本海を渡るときに水分をもらって積雲や積乱雲(雷雲)を発生させ、日本海側の地域に到達するのだ。これらが流れ込むと、雷をとどろかせ、強い雪や雨を降らせる。
夏の雷は、まず遠くでゴロゴロ聞こえ、それがだんだん近づいてくるように感じることが多い。しかし冬の雪国では、突然頭の上で発雷することが多いので大変驚かされる。俗に「一発雷」と呼ばれる由縁であろう(ただし必ずしも一発だけで終わるのではない)。しかも落雷一回のエネルギーは、夏の雷よりはるかに大きいという。
また、冬の雷を「雪起こし」とも呼ぶことがある。雷が鳴るのは上空に強い寒気が入っている証拠。まもなく大雪が降ることが多いことからこの名前がついた。今回は、北海道以外の平地ではまだ雨のところが多かったが、雷が鳴るのは寒気が流れ込んできたシグナルであることには違いない。
これから冬に向かって、日本海側では雷が鳴ることが増えてくる。雷鳴を聞いたら初雪の可能性を考えるとよいだろう。また、気温が低いときには大雪が迫っていることを警告するサインにもなるのだ。
(金子 大輔)





