金環食を見にモルディブへ!
先月、金環食を見にモルディブを訪れた。
昨年、日本の一部でも見られた皆既日食の際に調べたところ、
何と翌年早々に私の大好きな南の楽園モルディブで金環食が見られるという。
極上のビーチリゾートと金環食のコラボレーションとは滅多にないチャンスである。
周りからのヒンシュクをものともせず、年末年始休みボケも醒めやらぬ1月14日に日本を経ち、
翌日、金環食を体験した。
この時期は本来、乾季のはずだが、当日は次第に雲が湧き上がり、
欠け初めの10時過ぎ頃には怪しい空気が漂ってきた。
案の定、金環状になる頃には太陽は雲に隠れてしまった。
「気候変動の影響か」などと気象予報士として無責任なことを呟きつつじっと待つ。
日本から持参した日食用グラスが虚しい。
それでも時折、雲間から光が漏れてくると、日食用グラスを取り付けたカメラを
手振れしないように三脚に備えセルフタイマーにセットしてシャッターを切るが、
なかなか上手く撮れない。
そんな時、私の部屋の客室係に呼ばれて付いていくと、関係者以外立入禁止のエリアで
10名ほどのスタッフが地面に出来た水たまりを見ている。
指差すので見てみると、そこには綺麗に金環状となった太陽があった。
水たまりを経由することで光が弱められ、何より見上げるより首が断然楽だ。
当然、写真も楽に撮れたが、一見するだけでは水たまり越しの画像とは気付かない。
(水溜り越しに撮影した写真)
また、今回、不思議な画像が何枚か撮れた。
ある程度欠けて三日月状になった太陽の周りに薄っすらとした三日月状の像が写っているのである。
(左上に小さな三日月が現れた)
雲の隙間を通った光がピンホールカメラの原理で手前の雲に投影されているのか。
それとも、カメラのレンズと日食用グラスの間で反射して出来た像か。
狙った訳ではないが面白い写真が撮れた。
金環食自体は僅か10分余りの短い現象だが、その中には数々の不思議が詰まっている。
科学的に論じるのも奥深い物があり面白いが、現象そのものの美しさや神秘性を楽しむのも悪くない。
今回は南の島というロケーションもあり、後者に軍配が上がった。
(e-天気.netスタッフ:岩瀬)






